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基本方針

◆予防を重視しています

従来型の歯科治療は、むし歯や歯周病による痛みなどの症状を取るために、歯を削ったり、抜いたり、歯石を取ったりがほとんどです。したがって、むし歯や歯周病になった原因を考え、予防するといったことはあまりしてきませんでした。その結果、一度治したはずの歯がまたむし歯になったり、せっかく費用をかけて治した歯が思いのほかもたなかったりといったことを経験された方もいらっしゃるかと思います。 当歯科医院では、むし歯や歯周病になった原因をよく考えてもらい、治療した歯を再治療しなくてすむよう、また健全な歯をそのまま長くもたせるよう、予防していく姿勢がとても大事だと考えており、そのための取り組みをさまざま行なっています。

◆できるだけ痛みが少ないように気をつけます

歯医者から足が遠のく大きな理由は「治療が痛いのでは・・・・」という不安・恐怖ではないかと思います。当歯科医院では、治療に際しできるだけ痛みが少ないよう、例えば注射麻酔の際には表面麻酔を必ず行なうといった配慮を行なっています。 また、これから行なわれる治療内容がわからないと、より一層不安が高まり、痛みが増すものです。そういったことがないよう、治療の前に、治療内容の説明をきちんと行ないます。 もし、説明が不十分であるとお感じになりましたら、ご遠慮なくおっしゃって下さい。

治療の流れ

予防重視の診療スタイルのため、以下4つのキーワードが、当歯科医院の治療の基本的な流れとなります。

◆知る

まず、ご自分の状況をしっかりと把握していただくことが大切です。そのため、必要な検査を実施します。 検査項目は、レントゲン写真(お口の中全体を診るパノラマX線写真と細部を診るデンタルX線写真)、記録写真(お口の中とお顔の写真撮影)、むし歯、歯周病検査、歯垢の細菌検査、口唇力検査、咬合力検査、口臭検査、唾液検査などです。その方の状況に応じて、必要な検査を提示させていただきます。 検査結果については、パソコン等を用いてわかりやすくご説明致します。

◆勉強する

次に、むし歯・歯周病について勉強していただきます。 どんな病気でも、克服する一番の方法はその病気についてよく理解することです。むし歯も歯周病も細菌が引き起こす感染症です。現在は、どちらの病気も原因・治し方についての理解がほぼ確立しています。病気をしっかり理解することで、効果的に治療をすすめることができます。

◆治す

むし歯・歯周病は感染症であると同時に生活習慣病という側面をもっています。皆様の普段の生活習慣がむし歯・歯周病の発生・悪化に影響を与えているということです。食事・間食の摂取方法やブラッシング方法が問題となるのはもちろん、ストレスや睡眠状況なども免疫力を介して影響します。 「治療はおまかせ」という受身の姿勢ではなく、「自分で治す」積極的な気持ちをもっていただけると嬉しいです。 是非、協同作業で、むし歯・歯周病に打ち勝ちましょう!

◆守る

当歯科医院では治療が終了すると、歯の健康を守るプロセスに移っていただくことをお勧めしています。実は、ご自分の歯の健康を守る一番の秘訣がこの守る治療です。 逆に、今までの歯科治療システムで歯を守れなかった最大の理由が、「歯が悪くなったら来てください」と言って治療を終了してしまい、本当に悪くなってからの治療の繰り返しによって徐々に歯が弱くなっていったからなのです。 当歯科医院では、「歯が悪くならないように」受診していただき、メインテナンスと呼ばれる定期的な検診とお口のクリーニングを受けていただくことで、むし歯と歯周病を一生涯予防していきたいと考えています。

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